道の脇に広がる 昔ながらの青いツユクサの花が
夏を感じさせてくれています。
道を覆うようにヤブマオが茎を広げています。
動物のしっぽみたいに長く伸びているのは花。
芦名堰は 今 ミズキンバイが花盛りです。
これはおおくすエコミュージアムの会が「芦名堰の整備活動」に取り組み始めた頃に
貴重な在来種として移植したものです。
ほんの僅かな株だったものが 20年以上も経った今 すっかり落ち着いて
花もたくさん咲くようになりました。
現在 この「ミズキンバイ」は絶滅危惧種になっています。
登山道に沿った土手に白いヤブミョウガの花が並んでいます。
その中にやはり白い花ですがカラスウリの名残花が見えました。
カラスウリの花は一夜咲きですから 今朝咲いた花ですね。
なんとも怪しく幻想的な花です。
夜に咲いて 夜行性のスズメガたちに蜜を吸わせ 花粉を運んでくれるのを待っているんですって。
白い花ばかりの中に オレンジ色の小さな花が・・・。
名前が気の毒なボロギクですね。
牧野富太郎さんからこんな名前を頂いたなんて 気の毒ね。
最近は大楠山でキノコを見かけなくなりましたが 小さいキノコたちを見つけました。
ハリガネダケ
ハナオチバタケ
黄色いキンミズヒキが咲いています。
落ち葉の陰にゴソゴソ動くものが・・・
スジクワガタ
小さいクワガタです。
オサムシも発見!
これはなんだ?
どうやらシンジュサンという大型の蛾の幼虫らしいことがわかりました。
成虫 : ネットから借用
この時期は チョウチョたちが卵を産むために飛び回ったり
産んだ卵が幼虫や蛹になって葉っぱの陰にいたり
いろいろな虫や幼虫を目にすることができるシーズンです。
きっといろいろな虫や幼虫たちが餌にするからなんだな。
ビリビリの葉っぱが目立ちます。
登山道周辺の草むらや道のあちこちで蝶々たちが飛び交っています。
動きが速くて 下手くそカメラマンには撮影ができない!
カラスアゲハ
そして面白い姿のさなぎ
ジャコウアゲハのさなぎ
キャッ!!
とんでもないものまで登場です。
道端の倒木の上で お昼寝中のマムシです。
みんな そろりそろりと離れて その場を通り過ぎました。
茂った草で見えないけれど こういうのが潜んでいるから
やたらに藪には入らないことですね。
涼しげなアキノタムラソウが咲いていました。
こちらはピンクの小さい花が可愛らしいニガクサ。
中腹からの今日の眺めは霞んでいます。
中腹に茂っているキブシの実はぐりぐりしていてずいぶん立派です。
山頂に近づいたところでウバユリがひっそり静かに花を咲かせていました。
清楚で上品な姿だなぁ・・・。
茂みの中に小さい黄色い花が咲いていました。
ダイコンソウというのだそうです。
なぜ どこが ダイコン?
反対側の土手に赤い実を発見!
ナワシロイチゴの実だ。
瑞々しくて美味しそう。
ナワシロイチゴの実の上に シシウドの花が覆いかぶさっていました。
今日は前日から早朝までの雨のせいもあり
湿度の高い蒸し暑い1日で みんな汗 ダクダク・・・。
帰りに立ち寄った芦名堰では いつの間にかカワセミが飛んできて
目を楽しませてくれました。
綺麗なチョウチョたちの乱舞も見たし さなぎや虫たちも見たし
なんと言ってもマムシに出会ったし 最後にカワセミにも会えたし・・・
「今日は 充実したトレッキングだったね!」 と話しながら解散しました。
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