斉田浜の波は静かで、富士山もよく見えました。

今回はいつもの講師の佐久間良明氏(日本野鳥の会会員)のご都合が悪く、
急遽、山本健一郎氏(元横須賀自然・人文博物館学芸員)に リードをお願いしました。
そして、今回もサブリーダーは神渡(かみわたり)さん。

集合した斉田浜では、すでにフィールドスコープがセットされていて
覗いてみると、遠くの高い鉄塔の角に止まっているハヤブサの姿が確認できました。
レンズを通してみると、すぐそこにいるかのように間近にはっきりと見えます。

(ネットから借用)
今回は、ジーッとしていたのでよく分かりませんでしたが、
飛んでいるときは翼の先がピンと尖っているからすぐ見分けられる・・・とのことです。
挨拶を済ませ、松越川に沿ってスタートしました。
早速、川の対岸に、カワセミ、イソシギが登場。
頭上を飛び去るカワウにも出会いました。
少し上にはヒドリガモが泳いでいました。

カワセミ

イソシギ

カワウ

ヒドリガモ:オス

ヒドリガモ:メス
カワセミ記者のカメラは らくらくカメラ(?)なので
いろいろな野鳥が登場してくれても、残念ながら、
周りの景色を撮るばかりで 肝心の被写体はボケた写真ばかりです。
松越川を離れて荻野川に沿っていくと、畑が広がります。
畑の向こうに誰かがジョウビタキを発見しました。
オスのようです。
綺麗な紋付の白色が確認できました。

ジョウビタキ
畑道をキョロキョロしながら歩き、野鳥を探します。
葉のない木の間で何か動いているぞ!

シジュウカラ
胸元にネクタイをしたシジュウカラです。
参加者の一人が「ネクタイの細いメスもいますね」だって!
「すごいなぁ・・」
あんなに遠くて動き回っているのに ネクタイの太さを見分けちゃうんだ。
カワセミ記者は口を開けてびっくり。
毎年、このあたりで出会えるはずのセグロセキレイの姿がありませんねー。
どこか遠くにおでかけか・・?
セグロセキレイ
(会員の方撮影の写真です)
「向こうの竹やぶに何かがいますよ」
神渡さんが、手早くフィールドスコープを合わせてくれて
「メジロですね」
(素早い!)

足元にはホトケノザや、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウが咲いていて
すっかり春の気配です。
小さなニリンソウの花も見つけました。

ホトケノザ

オオイヌノフグリ

ヒメオドリコソウ

ニリンソウ
何か動くものはいるかなぁ・・・とキョロキョロしながら歩きました。

枯れた茂みの中にホオジロを見つけました。

ホオジロ
(こちらの写真は、腕のいい会員の撮影による同じホオジロ)
途中の親水公園で休憩し、鳥のお話を聞きました。

道路を渡って、奥の沢山池に行きましたが、今日は公園課の作業日で
なにやら工事をしていました。
それに伴う大きな音できっと鳥たちは周辺にはいませんね・・・ということで
そのまま奥の方まで行こうとしたら
誰かが「バンがいる」

(バン:ネットから借用)
カワセミ記者が見たときには、池の水面が揺れているだけでした。
最後に、
それぞれが見た鳥を報告しあって チェック表に書き込みました。
結果、
28種類の野鳥を観察したことがわかりました。


今回の参加者は33名。
遠くは、江戸川区からの参加者もあったようです。
おおくすエコミュージアムの会は、いつの間にか「全国区」。
今回の参加者は、どなたも鳥のことにとても詳しい愛鳥家ばかりで、
未熟なカワセミ記者は、いろいろ教えていただくことが多かった観察会でした。
皆様 ご参加ありがとうございました。
