2020年02月16日

冬の野鳥観察会

2月15日は恒例の「冬の野鳥観察会」でした。

斉田浜の波は静かで、富士山もよく見えました。

2斉田浜.jpg

今回はいつもの講師の佐久間良明氏(日本野鳥の会会員)のご都合が悪く、
急遽、山本健一郎氏(元横須賀自然・人文博物館学芸員)に リードをお願いしました。


そして、今回もサブリーダーは神渡(かみわたり)さん。

神渡さん.jpg

集合した斉田浜では、すでにフィールドスコープがセットされていて
覗いてみると、遠くの高い鉄塔の角に止まっているハヤブサの姿が確認できました。

レンズを通してみると、すぐそこにいるかのように間近にはっきりと見えます。

images.jpeg
(ネットから借用)

今回は、ジーッとしていたのでよく分かりませんでしたが、
飛んでいるときは翼の先がピンと尖っているからすぐ見分けられる・・・とのことです。



挨拶を済ませ、松越川に沿ってスタートしました。

早速、川の対岸に、カワセミ、イソシギが登場。 
頭上を飛び去るカワウにも出会いました。

少し上にはヒドリガモが泳いでいました。
7カワセミ.jpg
カワセミ


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イソシギ


8カワウの帰宅.jpg
カワウ


10ヒドリガモ.jpg
ヒドリガモ:オス

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ヒドリガモ:メス


カワセミ記者のカメラは らくらくカメラ(?)なので
いろいろな野鳥が登場してくれても、残念ながら、
周りの景色を撮るばかりで 肝心の被写体はボケた写真ばかりです。



松越川を離れて荻野川に沿っていくと、畑が広がります。

畑の向こうに誰かがジョウビタキを発見しました。
オスのようです。
綺麗な紋付の白色が確認できました。

13.ジョウビタキjpg.jpg
ジョウビタキ


畑道をキョロキョロしながら歩き、野鳥を探します。

葉のない木の間で何か動いているぞ!

14シジュウカラ.jpg
シジュウカラ

胸元にネクタイをしたシジュウカラです。

参加者の一人が「ネクタイの細いメスもいますね」だって!

「すごいなぁ・・」
 
あんなに遠くて動き回っているのに ネクタイの太さを見分けちゃうんだ。
カワセミ記者は口を開けてびっくり。



毎年、このあたりで出会えるはずのセグロセキレイの姿がありませんねー。
どこか遠くにおでかけか・・?

seguropg
セグロセキレイ
(会員の方撮影の写真です)


「向こうの竹やぶに何かがいますよ」

神渡さんが、手早くフィールドスコープを合わせてくれて
「メジロですね」


(素早い!)

すごい.jpg



足元にはホトケノザや、オオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウが咲いていて
すっかり春の気配です。

小さなニリンソウの花も見つけました。

ホトケノザ.jpg
ホトケノザ


オオイヌノフグリ.jpg
オオイヌノフグリ


姫踊り子.jpg
ヒメオドリコソウ


にりんそう.jpg
ニリンソウ


何か動くものはいるかなぁ・・・とキョロキョロしながら歩きました。

いるかな?.jpg


枯れた茂みの中にホオジロを見つけました。

16ほおじろ.jpg
ホオジロ


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(こちらの写真は、腕のいい会員の撮影による同じホオジロ)


途中の親水公園で休憩し、鳥のお話を聞きました。

親水公園.jpg


道路を渡って、奥の沢山池に行きましたが、今日は公園課の作業日で
なにやら工事をしていました。

それに伴う大きな音できっと鳥たちは周辺にはいませんね・・・ということで
そのまま奥の方まで行こうとしたら
誰かが「バンがいる」


バン.jpeg
(バン:ネットから借用)


カワセミ記者が見たときには、池の水面が揺れているだけでした。


最後に、
それぞれが見た鳥を報告しあって チェック表に書き込みました。

結果、
28種類の野鳥を観察したことがわかりました。

集計1.jpg

集計2.jpg



今回の参加者は33名。
遠くは、江戸川区からの参加者もあったようです。
おおくすエコミュージアムの会は、いつの間にか「全国区」。


今回の参加者は、どなたも鳥のことにとても詳しい愛鳥家ばかりで、
未熟なカワセミ記者は、いろいろ教えていただくことが多かった観察会でした。


皆様 ご参加ありがとうございました。



かわせみ.jpg
posted by kogera at 13:33| Comment(0) | 観察会や活動の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月20日

1月の大楠山トレッキング

早朝まで降っていた雨のせいか朝の気温は随分低くて、
寒がりカワセミ記者はぶるぶる。
バッチリ装備して出かけました。


まず立ち寄った芦名堰は、カメラを抱えたおじさんたちも
野鳥たちも全く姿が無くて寂しい感じでした。


あしな堰.JPG


雨で濡れた葉の間に、真っ赤なアオキの実がテカテカ光っていました。


アオキ.JPG


草木はみんな冬枯れて、紅葉も終わり、立ち止まって観察する花も実も少なくて、
一行はいつものように立ち止まることもあまり無く、登山道を進みました。


ちょっと目を引いたのは、まだ赤々と色を残したヤマハゼ(?)ハゼノキ(?)の葉。


ハゼ.JPG


あれ? ヤマハゼとハゼノキって 違う種類? 
どう違うの?
山で育っていれば「ヤマハゼ」で、生えている場所が山以外だと「ハゼノキ」・・・か?
まさかね。

調べてみましたら、もちろん同じウルシ科の仲間ですが、
少しばかり葉の形が違うらしい・・・と言うことでした。
ハゼノキの葉は幅が狭くて葉先が尖った感じ。

hazenoki-ha-omote-kakudai.jpg
(ネットから借用)


ヤマハゼの葉はちょっと丸くて幅があって先が細くない。

yamahaze-ha.jpg
(ネットから借用)

・・・ということがわかりました。


結果! カワセミ記者の目を引いた赤い葉は細めで葉の先が尖った感じなので
「ハゼノキ」ということですな。



いつも花や木の実に目を奪われて、つい見過ごしていましたが、
登山道の目に付く場所に大きな木の根が剥き出ていて
なんとも不思議な姿です。


root.jpg

なにが・・どうなって・・どこがどうくっついて・・・
こんなふうになっちゃったんでしょうね?




雨が上がった直後だからでしょうか?
登山道周辺は野鳥の声が賑やかで、様々な鳥に出会うことができました。

メジロ・コゲラ・エナガ・アオゲラ・アオジ・シロハラ・アカハラ・・・・などなど。

下手くそカメラマンのカワセミ記者は、野鳥たちのすばしこい動きに追いつかず
めちゃくちゃ写した中に 辛うじてメジロの写真が一枚!


メジロ.JPG



いつもの展望の場所から見ると、周辺は前日の雨のせいか
すっかり霞んでいました。

展望.JPG



マテバシイの林の樹木はすっかり枯れて明るく日が差していました。

マテバシイ林.JPG



すっかり冬枯れ・・と思いきや、足元のスミレはひっそり花を咲かせているし
ヒメオドリコソウもヒメウズも小さな小さな花を咲かせていました。


sumire.jpg
スミレ

himeodo.jpg
ヒメオドリコソウ

himeuzu.jpg
ヒメウズ



シュンランも葉の根元に小さな蕾をつけていて 
一足早く訪れる大楠山の春の気配を先取りしているようでした。

山頂近くのオオシマザクラの枝には、気の早い桜の花がもう花を開いていました。

oshimazakura.jpg



その下で日を浴びているのはオオイヌノフグリ。

ooinunohug.jpg

この花を見ると 春間近って感じですね。



ツルボは「まだまだ冬よ」と言っているようです。

tsurubo.jpg



大楠山の山頂はもうナノハナが伸びていて、畑は青々としていました。
ナノハナ.jpg

ナノハナのむせるようなあの匂いと、ブンブン蜂たちが飛び交う季節も
ももうすぐです。




雨の後なので前田川方面への道は避けて、来た道を下ることにしました。

山を下って最後に芦名堰に立ち寄ったら、コガモが数羽泳いでいました。

よく見ると 奥の方にカワセミもいました。


あ〜〜 腕が悪い上にカメラもよろしくないため
せっかくのチャンスなのに撮れた写真はこんな・・・。


カワセミ.JPG


恥ずかし気もなく、よくこんな写真をアップするね、 と言われそう・・・。




はいっ  精進して 出直しますっ!



かわせみ.jpg







posted by kogera at 16:48| Comment(0) | 大楠山トレッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年12月02日

サンセットツアー『西海岸の古代と中世を歩く』

11月30日は毎年恒例のサンセットツアーでした。


昨年は久留和地域でしたが 今回は芦名地域のツアーです。

地図.jpg

空気は冷たく 肌寒い日でしたが 最高に綺麗な日没が期待できそうな好天です。


集合場所の浄楽寺では 受付時間になる前から数名の参加者が集まり始め
皆さん今日のツアーを大いに期待しているようすです。

受付集合.JPG


40名の募集で 多い場合は抽選の予定でしたが 楽しみに申し込まれた方たちばかりなので
結局 申し込み期日内に申し込まれた方は皆さん参加していただくことになりました。


始まり.JPG


ただし 収蔵庫の収容人数に限界があるので
浄楽寺では半分の方が先に収蔵庫の運慶仏見学
半分の方が本堂で芦名城址の話を聞いて入れ替わる 
という形で今日のサンセットツアーはスタートしました。

収蔵庫.JPG


本堂.JPG


芦名のこの辺りに残されている『ミタチ』、『ジョウヤマ』などの呼び名からも
この辺りに三浦氏の城館があったことが推測できる・・・という話を本堂で聞き
さっそくその城館跡と砦になっていたと思われる「城山」に迫ってみました。

見上げる城山.JPG


昔はもっと大きな山だったのでしょう。
山は石垣を作る石を掘り出したために 今では随分切り崩されています。

遠くから離れてみると 畑の向こうに小高い山が眺められます。

今ではマンションや家々がたっていますが
自然の形状をそのまま砦としていたようすが想像できます。

城山.JPG




しばらく歩いて芦名の浜に出ました。


浜に近い山になっているところが「芦名浜遺跡」と聞いてビックリ。
だって 普通の人家が並んでいて ごく当たり前の なんでもない住宅地なんですもの。

そんなところから 占いに使ったと思われる「卜骨(ぼっこつ)」や
埋葬された人骨がでてきたとは驚きます。

遺跡や穴窯解説.JPG


卜骨.jpg
(卜骨)


話によると ちょうど現在の国道134号あたりから海側のあちこちで
様々な出土品が発掘されているのだそうです

この辺りは大昔から人の営みがあったんですね。


芦名浜遺跡の次は 今も水が湧き出ている「上源の井戸」を覗いて通りすぎ
「十二所神社」へ。

十二所神社.JPG
 
源頼朝は妻政子の安産祈願に箱根権現や伊豆山権現など
十二社に特使を派遣したそうですが この神社もその一社に選ばれたとのことです。


十二社神社の裏山へ回り秋谷地域に出てキラキラ公園へ向かいました。

キラキラ公園は乗越し遺跡の上にあります。


公園のちょうど足元(?)に15年ほど前に
6基に及ぶ自然形状を利用した登り窯(穴窯)が発見されました。

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窯跡には内部に瓦がたくさん発掘されて
調べた結果 8世紀頃に海老名に建てられた国分寺の瓦であることがわかりました。

布目瓦.jpg


瓦だけでなく 神事に使ったとされる須恵器なども出てきたそうです。



キラキラ公園で乗越し遺跡の話などを聞き
予定より少し早い時間で 今日のサンセットツアーは終了となりました。

乗越し遺跡解説.JPG




半日ではありましたが 盛りだくさんのツアーに 皆さんお疲れか・・・。

多くのかたが最終目的の日没を待たずに帰路につきましたが
いつまでも公園の高台で まだかまだかと日没を待つ人影も数名ありました。




最後まで粘って待った甲斐あり・・・。

富士山.JPG


夕映えの富士山は神々しいばかりの姿でした。



NICHIBOTU .jpg


伊豆半島の向こうに沈みゆく晩秋の日没は それはそれは息を飲む美しさでした。

SUNSET.jpg




とても人数が多かったので、参加者の方に
「聞きにくくてゆっくりお話が伝わらなかったでしょう?」と伺ったら
「抽選で参加できなくなるかと思っていましたから 
人数が多くても 参加できてとっても良かったですよ」という返事でした。

皆さんに喜んでいただけたなら スタッフとしては何より!

たくさんの方々 ご参加ありがとうございました。



かわせみ.jpg







posted by kogera at 22:10| Comment(0) | 観察会や活動の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする