2019年08月04日

夏休みの活動

夏本番!

夏休みに入ると にわかに『おおくすエコ』は忙しくなります。

この時期に、「大楠小学校の前田川のサマースクール」と
「子どものためのシーカヤック教室」の活動が、
毎年 計画されているからです。


今年のサマースクールは、
26日に低学年、
29日に高学年
という日程で行われました。
このサマースクールは、大楠小学校の子どもたちの自由参加の行事で、
毎年、学校から依頼されて行っている活動です。


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30日に行われた「子どものためのシーカヤック教室」は、
おおくすエコミュージアムの会が企画して、コア・アウトフィッターズにお願いして
毎年行っているものです。
この活動は、会が発足した 2002年から続けている活動で、
今年で、17回目の活動になります。

カヤック.jpg

いずれも朝から強い日差しの照りつける暑い夏日で、気温は30度を超える暑さでした。



[26/29日のサマースクール]

低学年と高学年に分けたサマースクールは、涼しい川風の吹く前田川で
冷たい水が気持ち良い観察会になりました。

涼しい観察会.jpg


1−3年jpg


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両日とも、お魚の捕獲上手がいたので、ヒラテテナガエビもモクズガニも、
サワガニもスジエビも捕まえることができて、
いろいろな生き物たちを確認することができました。

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ヒラテテナガエビ.jpg


モクズガニ.jpg


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他にも、ウキゴリやアユやヌマチチブも見つけ、観察後は上手に川に逃がしてやりました。


前田川には、清流でしか観察できない生き物たちがしっかり生息していることがわかりました。


地域の中に こんなに綺麗な川があるなんて、幸せなことです。

子どもの時にこの前田川でテナガエビを捕まえたことを
いつまでも忘れないでいて欲しいと願っています。

この綺麗さをいつまでも守っていきたいものです。




[30日のシーカヤック]

翌日の30日は「子どものためのシーカヤック教室」の日。


久留和海岸jpg


今年も参加希望者が多かったので、午前と午後に分けて行いました。

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挨拶の後は、みんなで海岸のゴミ拾いです。

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拾ったゴミを砂浜に広げて、コアのぐっさんからゴミの話がありました。


私たちが使っているプラスチック類のゴミが
海の中で波にもまれて小さな破片の『マイクロプラスチック』
と言われる粒状のゴミになって、今、海の中の生き物たちの命を脅かす
深刻な事態になっているという話でした。


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なるべくゴミを出さないよう、ゴミになる物を減らして暮らすよう
気をつけようね!



ゴミの話を聞いた後は、救命胴衣を着けて漕ぐ練習。
みんなでパドルの操作を練習しました。


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そして、いざ出艇!

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はじめは 思い通りにならなくて とんでもない方向に行っていたカヤックも
次第に慣れてきて、いつのまにか遠くへ遠征するほどに漕げるようになりました。

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やったー!.jpg



帰りは慣れたパドルさばきで 息も合って猛スピードです。


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楽しかったねーといいながら みんなニコニコ顏。


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最後は楽しい思い出をくれた海に感謝!

「海、ありがとうございましたー!」



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迎えに来てくれたお父さん、お母さん「ありがとう!」
今年も企画してくれたおおくすエコの会 「ありがとう!」

いやいや  
何と言ってもコア・アウトフィッターズのぐっさんはじめスタッフの方々、

「今年もどうもありがとうございました!!」




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posted by kogera at 19:38| Comment(0) | 観察会や活動の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年07月22日

7月の大楠山トレッキング

7月17日の大楠山トレッキングに、カワセミ記者は参加できませんでした。

エナガ記者が大楠山のようすを伝えてくれます。  

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曇りのち晴れ
参加者は8名。


長引く梅雨で今日はトレッキングできないのではと思いましたが
それでも数名が集合場所に集まりました。


芦名堰に着くと、河川課の人が何やら作業をしていました。

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尋ねると、EM液を投入しているとのこと。
(池の水の濁りを改善するということで、月一回行っているそうです。知りませんでした。)

以前私たちもEM団子を投入したことがありました。



そんな作業をされているからか、カワセミは来ていませんでした。



登山道を進むと、大きくなりかけたアケビの実が落ちていました。
いつもこの時期に、このように落下したアケビの実をよく見かけます。


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いつも樹液を染み出しているクヌギの木の穴の中を
懐中電灯で覗いてみました。

中には カナブン、コクワガタ、そしてカブトムシの雌もいました。
スズメバチも飛んでいます。


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へっぴり坂では捨てられたアガパンサス、ヒメヒオウギスイセンが咲いていました。

ここであけびの実やスダジイの実を発見しました。
どちらも熟すまで観察できるといいのですが・・・。



大楠山最大のトキワツユクサ繁殖地の手前の右側の木々に異変が・・・!!

それは谷の下から始まっていました。

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登山道わきのマテバシイがカシノナガキクイムシの被害にあっていました。
ここも明るい道になってしまうのかしら。




ぬかるんだ道を進んでいくと今日の登山道は、ジャノヒゲがあちこちで白い花を咲いていました。

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タシロランもあちこちに出ています。
こんなにたくさんのタシロランを見るのは初めてのことです。


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いつものマテバシイ林の中は明るくなっていていつもはこの時期、多くのキノコが見られるのですが
全然出ていません。


変わって、ササやクサギ、カラスザンショ、アオキなどが生えてきています。


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山を見渡すとやっぱり被害が広がっていることがわかります。


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木々の間でウグイス、ガビチョウがよく鳴いていました。

りすも活発に動く姿が見られました。


また、クヌギの木にチャイロスズメバチ(スズメバチの巣を乗っ取りより狂暴でめずらしい)を発見しました。

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草むらでとぐろをまいて のんびり昼寝をしているマムシに遭遇したのには
びっくりしました。

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かなり大きな太いやつです。



湿気の多い今の時期、大楠地域の草薮には、当たり前のようにマムシがいますから、
要注意です。

草むらに入るときには必ずしっかりした靴を履く心構えをお忘れなく。
決してゴム草履なんかで歩いてはいけません。





よく刈り込まれた道端の一角で、緑色に成長したウラシマソウの実が多く残されていました。


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これから秋にかけて赤く色づくまで観察していきましょう。




その他、アキノタムラソウ、タイアザミ、ミズヒキ、ニガクサの花が見られました。

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アキノタムラソウ



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タイアザミ



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ニガクサ




いろいろな花々を確認しましたが、何と言っても今日一番の花はマヤランです。


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マヤラン


それもいろいろなところでたくさんのマヤランに出会えました。

今まで気づかなかったのか?      今年の異常気象か?????





午後には青空も見られ、木漏れ日の中、今日の歩けたことに満足の一日でした。


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エナガ記者の報告でした。
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posted by kogera at 12:11| Comment(0) | 観察会や活動の報告 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年06月23日

6月の大楠山トレッキング

梅雨に入ったようですが、幸いここ数日は好天気が続いています。
晴れると熱中症が心配になるので、今日はたっぷりの水分を用意して出かけました。

今日集まったのは12名。

登山道に入る手前で虫博士のNさんが、前回のとは違う別の昆虫標本を見せてくれました。
今日のは、成虫と幼虫が一目でわかるように並べられた色々なカメムシの標本です。


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芦名堰までいく途中の山側の茂みに、赤い実を見つけました。
コウゾですね。

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キイチゴに似た姿で、キイチゴより赤くて、キイチゴより味は落ちるけれど
食べられます。

『コウゾ・ミツマタ・ガンピ』でしたっけ? 
この3種類が和紙の材料だということを 学校で習ったことがありました。



コウゾの横に伸びている花は・・?

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ムラサキシキブ


カワセミ記者は、園芸種の「ランタナ」がこんなところで野生化しているのかと思いましたよ。

そういえば、実になったムラサキシキブを見ることはあったけれど
花の姿で眺めることって 今までなかったから分からなかったのかもしれない・・。


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ムラサキシキブの実(ネットから借用)




芦名堰に行きかかると いつものカメラおじさんが一人いて
「さっきまでカワセミがいたんだよ」と教えてくれました。

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堰はシーンとしていて 今は何もいないようです。

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登山道を歩き始めると 先月の植物観察会のときにはとても小さかったユキノシタの花が
すかり茎を広げて のびのびと花を咲かせていました。

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植物観察会のときには どの枝にも白い花を見ることができていた
「ウツギ」の花はすっかり終わって クモの巣なんか張っちゃって
うらぶれた姿になっていました。


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ウツギ曰く
「うらぶれたんじゃないやい!
これから子孫を増やすために実になっているところで けっこう忙しいんだい!」


・・・・・といっているかなー?

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花が終わって実になるところ


見上げた誰かの
「ひやぁ〜〜 危ない!」 の叫び声。

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ちょっと危険。



先月 草むらで 愛らしい口びるみたいな花を見せていた
ナワシロイチゴが赤い実になっていました。

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ナワシロイチゴの実



こちらは ↓ 先月撮った写真
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(5月に見た花)



冬の間 赤い実をたのしませてくれていたアオキは
花も終わり ただ緑の葉を茂らせているだけ・・・?

いやいや よーく見ると枝の間に小さい実をつけているのを
確認できました。

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植物たちは 休むことなく一年中 大忙しなんだね。



ずいぶん太ったキブシの実が ぎっちり房になって下がっていました。

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足元には ホタルブクロが 日差しがもう少し夏めいてくるのを待つかのように
蕾を並べていました。

花を見れるのは数日後でしょうか。

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草を分け入ると服に じゃりじゃりしたのがくっついてきます。

ひっつき虫のヤブジラミ。

いや これはヤブジラミというのだそうです。
ヤブジラミと ヤブジラミがあるなんて・・・。

何が違うの?


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6月のオヤブジラミ

これも先月に比べると熟してきた感じです。


↓先月撮った写真
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(5月に見たオヤブジラミ)




ちなみに↓ ヤブジラミ。
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ヤブジラミ(ネットから借用)


実のつき方がちょっと違うみたい



スダジイの枝にも やがて実になるはずの小さな椎の実の赤ちゃんが付いていました。

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ここにも赤ちゃんがいました。

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私は 茶色をしていたらキリギリスで
緑色のはウマオイなのかと思っていました。


図鑑で見たらキリギリスにも緑色のも茶色のもあるとのこと。


違いは 「鳴き声」だって〜〜?!
鳴かないと分からないってこと? まさかね!

ついでなので
鳴き声の違いを調べたら

キリギリス 「ギィッ〜チョン」
ウマオイ  「スィッチョン」
クツワムシ 「ガチャガチャ」
コオロギ  「リィリィリィリィ」
あと スズムシ・・・マツムシ・・・カネタタキ・・・
おぼえられないね!

今年の夏には これを手掛かりに
虫の鳴き声の聞き分けに努力してみます!




おや? これはチョウチョ?  ハチ?

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色が鮮やかで おしゃれな虫!


調べてもどうにも名前も分からないので
横須賀市博物館の虫専門の学芸員の方に尋ねてみました。

いただいた答えは「カノコガ」。

日本に昔からいる在来種で 昼行性のガだそうです。


いろんなのがいるね。

来月 小学校の授業支援で大楠山の観察会が予定されていますが
こんなに鮮やかで 見栄えのする虫・・・
そのときに出て来てくれるといいけどなぁ・・・。

そうしたら さも ずっと前から知っていたようなもの知り顔で
「これは カノコガっていう在来種よ」  なぁ〜〜んて 言っちゃうんだけど・・。



中腹の展望の場所まで来ました。

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見下ろすと クマノミズキの白い花が目立ちました。



マテバシイの林は明るくなっていますが
ひこばえたちが 日を浴びてすくすくと育っていました。

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荒地に一番乗りに伸びてくる・・というイヌザンショウも
その通りあちこちに伸びて まるで背比べをしているようでした。


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日当たりの良い草むらにホタルブクロが咲いていました。

登山道入り口ではまだ蕾でしたが
ここのは日を浴びてふっくらとした花をつけていました。

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ちょっと先を歩いていたホオジロさんが 深々とお辞儀をしています。
誰に挨拶をしているんでしょう?

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行ってみると足元の草の中に 白い花が・・・。


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オオバジャノヒゲの花


それとも こちら?

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ホウチャクソウの実




道に大きな羽根が落ちていました。

トンビ? タカ?
「フクロウですね」とオオタカ氏。

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調べてみましたら確かに! アオバズクの羽根として写っていたものとよく似ていました。

ちなみに フクロウの羽根って素晴らしく精巧なデザインなんだそうです。


夜 まったく音を立てずに飛ぶことができるのは
あの翼の構造にあるそうです。


研究者たちが研究に研究を重ねて その構造を真似て風力発電の羽根を改良したところ
大変な消音効果を得られたというからすごい!

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(ネットから借用)



自然の生き物たちの持っている生きるための合理的な構造ってすごいですね!
その構造に目をつけた研究者もすごい!



こちらもすごい!
幼虫の「偽の眼」というやつ。


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アオムシたちがつけている あの「眼」みたいな模様!

あれで 狙ってくる鳥を脅かす というから
これもすごいアイディア。

鳥たちは あの眼を見ると ヘビににらまれたと感違いするんだってさ。
本当かいな。鳥に聞いたのかさ?

今日出会ったこのアオムシはどうもモンキアゲハの幼虫らしい。




大楠山は 春の花の時期が終わって どの植物も みんな小さな実をつけ始めた季節なんですね。



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イヌガヤの実



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ヤブニッケイの実



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イヌホウズキの実



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ウラシマソウの実

などなど・・


夏を過ぎるともっと熟した実になるんですね。



今日は 頂上に近いところの5本ほどの杭を打ちなおしました。

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あちこちなくなっているところや傷んだものを取り替えて ちょっとすっきりしました。





山頂近くのマムシグサも花が終わって 青い実になっていました。

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昼食後のひと休み。

ムカシ虫少年 のおじさんたちの虫談義は なかなか終わりません。

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今日の帰り道は前田川方面を選びました。


途中の茂みに珍しいランの芽を見つけて健在ぶりを確認したり・・・。

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ギンラン.jpg



初めて見ました!
脳みそみたいなノウタケ!

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最後には 高い崖の岩の割れ目にオオルリの巣まで教えてもらい 
面白いものをいろいろ見ることのできた楽しいトレッキングでした。


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来月は何を見ることができるるか楽しみです。



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posted by kogera at 10:23| Comment(0) | 大楠山トレッキング | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする